=ここまで来たら笑うしかない=

2017年、平成29年はB.T氏に始まり、B.T氏に終わる。この意味分かりますか。分かった人は多分笑うしかないでしょう。

去年のこととは言え、右も左も、上も下も、中も外も、いろんな方々がこの方に振り回された。笑うしかないでしょう。

 根拠のないことで踊らされた方々、これからは少なくとも、この方の言うことは鵜呑みにする前に検証をした方がいいと思います。それからでも遅くはない。大変迷惑が掛かりますよ。この方のことを信じ公言したら赤っ恥をかきますよ。

ネトウヨの中でもネトウヨに迷惑なネトウヨですから。ネトウヨの皆さん、自分で物事を検証して、自分の主張の根拠を言いましょう。相手を蔑んだり、貶めたりするような言説はやめましょう。議論が出来るような疑問を投げかけて下さい。

さて、去年はニュース女子の沖縄ヘイトデマで始まり、海兵隊の日本人を救出して自分は事故に遭った多重交通事故美談。詳しくは「オスプレイ不安クラブうようよ対策課」をご覧下さい。笑わずにはいられません。

さてさて、ウーマンラッシュアワーの村本さんの朝なま発言がネトウヨの初興し初売りとなりました。いろいろ反響を呼びましたが、村本さんの「沖縄は中国から取ったんでしょ」という発言に、ネトウヨの鼻息は荒いようです。その後の村本氏の弁解も炎上、炎は天をつく勢いです。

あるネット番組で二人の知識人が沖縄のことでこう述べていた。

室町時代から日本のもの」「実効支配と言う点で言うと平安時代から流民が言っている」「鎌倉時代には鎌倉仏教の寺院がたくさん建っているので実効支配している」「1441年か42年に足利義教が島津氏に沖縄を割譲、お前所の領土だからくれてやると公式にやった」「名目も実態もあそこは日本の領土なんです。ずっと前から」「元々琉球王朝は中国が作った王朝なんでね」「琉球王朝がいかに酷い王朝だったかという観点もある訳ね。人頭税を最初にやったのは琉球王朝だからね」「近代的な概念で言うと、多分台湾で沖縄の住民が虐殺され、なんてことをしたんだと清朝に抗議したら、あそこは化外の地なので俺たちは知らんと言って、清朝は沖縄の住民の方が日本人だと認めたわけで。」「国民国家の話で考えると、やっぱりそれでも100%沖縄は日本のものなんですよ。元々向こうが認めたわけですから」「琉球王朝の人間達がどういう意識を持っていたかと言うことを考えればね。自分たちはヤマトだなんて思っていたはずがないということがね、重要なんです」「1441年に足利義教が島津氏に渡して、その後1600年少し前かな。島津氏が実効支配に及んでいますよね」「琉球貿易ってすごく儲かったんで、両属のままでいいよ。向こうには王朝と言っておけと、でも俺たち税金取りに来るからなと言う関係があったわけですよ」「沖縄ってね、ご存じのようにごく最近まで所有権という概念がなかった訳ね。」・・・云々。

そこで村本さん、「どっからが知ったかぶりで、どこからが知ったつもりなんですかね」と口を挟む。多分二人は自分のこととは考えていないだろう。やはりこの村本さんはすごい。「無知の知」のソクラテスと保守の知識人は比較論説する。

 ちなみに、沖縄の歴史を専門にする学者からは彼らのコメントの内容を100点満点で評価すると、おそらく50点の評価だろうと私は思う。二人の違いは右翼と保守の違いなのかな。一人はただ、ただ日本の視点、日本の利益でもの申す。一人は日本人とは!のスタンスを崩さず俯瞰図的視点でもの申す。一人は沖縄を日本のものと物扱いにする。一人は沖縄を寛容な心で見ろともの申す。

 いやはや、村本さんの社会風刺漫才は日本列島を駆け巡る。

=沖縄発信=

 

 ニュース女子の「沖縄ヘイト」の問題は滑稽に思う。沖縄からもらったガセネタでTOKYO MXが恥をかかされているといった印象である。TOKYO MXはガセネタでデマを拡散する拡声器になってしまった。街宣右翼行動する保守の大音量スピーカーと変わりはない。問題はガセネタを提供した人は誰かだ。辺野古で反対している人たちからは大変人気の米軍オタクの方だと言うことは想像がつく。自称ジャーナリスト井上氏のレポート案内をしたのはこの方々だろう。蜜月の中だ。ビデオレポートの画面に一瞬マスク顔で出てくる。なぜマスクをするのか。もう反対派からはバレバレだからである。まず、反対派が車に向かってワジワジイ(怒り心頭)している場面があれば、この方々が乗った車である。ゲートのフェンスの傍らで野糞をしたり、中国から資金が流れているなどなど、あの手この手で反対派を貶めている方々だ。反対派は怒り心頭である。彼は案内役兼ドライバーを務めたのであろう。番組内容の提示物はこの方からだと思う。。今までいろんな策略を仕掛けてきた。今回の影のプロデューサーでもあろう。また、インタビューに答えた出演者やアシスタントを務めた方々も同様で、沖縄ヘイトの情報源であることには間違いない。

ニュース女子のレギュラー出演者のメンバーは、いろんな分野の専門家で、その専門的な視点の解説には日頃感心しているし、定評があると思っているのですが・・・。どうも解説者の立場で、この番組の構成上乗せられた感がある。断片的な印象で述べている、短絡的で苦しい解説である。「辛淑玉はカリスマ。ガンガン資金が集まってくる」「無法地帯に沖縄振興費3000億円の一部が流れている」など、この番組を盛り上げようと必死だ。出演費はいくらだろう。私は出演者の中で、以前からその発言に関心を寄せ、好感を抱いていた方々が、ちんけな解説をしているのには滑稽に見え、且つがっかりした。畑違いの解説には根拠がなく、巷の噂を面白可笑しく解説してしまった。自分のキャリアを自分で貶めていることに気づかないのだろうか。

ニュース女子で使われた情報はネット上のフェイクニュースそっくりである。フェイクニュースは多くネット上に流れ、一部を切り取った動画に身勝手な解説を加え、全然関係ない画像をバレないように加工し、証拠として載せている。私たちは、ネットに氾濫するこれらの情報をいとも簡単に真実だと思い、感情的に賛同してしまいがちである。そのため、現場の情報が見えづらくなってしまっている。ネットは簡単に種々雑多な情報が手に入る以上、その真偽に気を付け、自分で発信するときは責任を持たないといけない。ましてや、賛否両論在る政治的な事象は相手を貶めることが唯一のようであるから、拙速な判断は禁物だ。辺野古テント小屋にやってくる右翼団体は、ネットで流布していることをそのまま自信ありげに、自分の言説としているので、聞いている側の歯が浮いてしまい、閉口してしまうのである。この人達マジでそう思っている。拡声器でがなり立て、人を威圧する。「沖縄の人はここには居ない!沖縄の方言が理解できない人たちが集まっている。本土から来た反日左翼だ。朝鮮人も居る。捕まっても生活に影響しない年金暮らしの老人達を動員している。日当2万円、日当5万円。」と本気で思っている。こういう人を沖縄の方言で、「フリムン」と言う。日本や沖縄を思う心は純真だが、言っていることは反対派を蔑み、貶めることしか言わない。賛成ならその根拠をいろんな方法で訴えればいい。それをしない。

ニュース女子の「沖縄ヘイト」は信じるか信じないかはあなた次第の都市伝説のようだ。民主主義の手続きで、国に対して「基地負担をみんなで考えましょう」と再三結果を出したら、「沖縄が唯一」と強行してきた。県民はいったいどのようにして民意を反映すればいいのだろう。国民投票をして、「沖縄が唯一」と一番票を多く出した都道府県に海兵隊を移設すれば良いと思う。そこは真正の保守地盤、限りなく右に傾いた県民性だろうから、沖縄より、海兵隊も心置きなく訓練に身が入るだろう。そして、「海兵隊様、沖縄に中国が攻め込んで来たら、オスプレイで早速、沖縄奪還、県民救護に向かわせて下さい。お願いします。」と言って欲しい。

 

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非情

 五月の連休、庭仕事をしていると市役所の広報車が回り、行方不明の女性の捜索、ご協力願いをしていた。それは後に新聞にも載り、過去の伊地知美香さんの事で心配していた当時のことと重なり、一抹の不安が、心にじんわり浸みてくる。
不安は最悪の結果になった。
海兵隊が凶行に及んだ。

 

二十歳の若い命、明るい命が一瞬に消えた。

母は耐えられない。

 

与那原在住、嘉手納基地軍属、うるま市周辺を走行、県道104号線沿いで死体遺棄金武町内のコンビニでなどなど。よくもあちこちいろいろ回っているものだ。鬼畜米兵は日頃から沖縄の婦女子を狙っている。アメリカ人からすると、アジアの女性は子供に見える。子供を狙ったのかもしれない。そういうアメリカ人は彼だけではない。夜な夜な、あるいは真っ昼間からでも沖縄中をドライブして、沖縄の婦女子を物色している。場合によっては観光客の婦女子も狙う。グループで、あるいは一人で。海兵隊であろうが、元海兵隊であろうが在沖アメリカ人には注意が必要だ。アメリカ兵を見かけたら、鋭い目つきで睨め!

 

警戒せよ!!我らの娘の隣に悪しき隣人がいる。

舐められるな!!手にはゴリアテを倒したダビデの石を持て!!

警棒を所持せよ。我らが女子を守るために。こういう輩は非情だ。

石を持て!!侵略者へのインティファーダの証しだ。

 

本土では米軍が来ると、ある自治体では小中学生はタクシーで登下校させ、米兵の外出には防衛局職員が同行するそうだ。それも演習のわずか十日間。沖縄では鬼畜米兵は無期限に野放し。演習も日常茶飯事。やるせない。これが日本か。沖縄は日本か。やるせない。沖縄には悪魔が放たれているのだ。息を潜め、その時を待っているだけ。新聞の記事が単なる記憶になったとき、それは必ず来る。繰り返される。「またか!」だ。警戒せよ!!沖縄は安全ではない。観光客も気を付けよ!!日本の同胞よ!!欧米のアジアへの侵略がここ沖縄では今も繰り返されているのだ。日本が戦争に負けて軍事的に占領され、日本の婦女子が辛酸をなめたあの時代が今も沖縄では続いているのだ。

 

警戒せよ!!アメリカ兵を見たら、警戒せよ!!

 

 

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在沖縄米軍の日出生台実弾射撃訓練 小中高生らタクシー通学始まる [大分県]

■米軍駐留時代、日出生台演習場内には16000人の米兵と4000人の韓国兵、700人の売春婦が常駐したという。当時、米兵による女性に対する暴行事件が相次ぎ、人々は女性を疎開避難させ、一時は地域から女性が一人もいなくなるという事態にまでなった。当時の状況を克明に覚えている高齢者も多い。

=ブログ「風の谷」より=

 

=劇場=

 今やネット配信はホームビデオやスマホで撮影する手軽さ、手持ちのお金で何とかやり繰りできる資金の安さで盛んである。誰でもその気になれば、映像配信をすることが出来る世の中となった。

今、小泉劇場ならぬ、テドコン劇場が右寄りのネット上で盛んに上映されている。テドコン劇場のオーナー兼監督は通称、手登根・ボギーと言う人物。ネトウヨ空間から注目される存在と自他共に認めているようである。脚本も手がけ、ビデオ編集もお手の物だ。彼は沖縄の基地問題を、柔和な語り口の中にも極左極左と連呼する極右的な視点で捉え、独特な迫り方で、誰でも基地反対を唱えれば極左とあぶり出すネトウヨ監督である。沖縄の反基地勢力に対する米軍基地フリーク勢力の旗手と評価されよう。結局の所、返還された天久や北谷の土地に米軍基地を戻せと言いたいようなレポートを放つ。沖縄の長い基地負担に対する反対の意志を反日、反米、極左と煽る。

本人は「右翼でも左翼でもない。私は仲良く(中翼)です。」と辺野古新基地建設反対の人々に向けて、冗談とも受け取られる発言もするが、この監督の「わんぬうむい」の底流にはそれがあるようだ。彼は「日本の心を大切にする党」から、今度の参院選に出馬するほど政治的な監督だ。その党の中山恭子代表は「穏やかさや誠実さ、良心など、日本人が誰でも持っている精神が欠けつつある」と憂う。手登根氏の言う「みんな仲良く」はアメリカ兵も沖縄の人も本土の人もみんな仲良くすることが日本人の本来の精神なのだと言いたいのであろう。それは理解できるが、沖縄の米軍被害には目をつむり、沖縄の自立経済の希求には無頓着で、ひたすらアメリカ軍のために、あらゆる映像を使って沖縄を貶めることしか能がない。本土のゴーマニズム保守からは笑い話のネタにもならないだろう。沖縄の反基地を貶めるために創作物の映像を使って、勝手な解釈で編集したプロパガンダ映像が得意である。

手登根劇場で上映される動画は自作自演の作品、自撮りの作品が多い。自ら司会兼リポーターをやり、役者顔負けの演技力もある。中には演出を凝らし、スタッフ協働の乱闘寸前の活劇も制作する。主たる撮影所は辺野古普天間ゲート前だ。余暇でフェンスクリーン活動やアメリカ人に手を振る活動もがんばっているようだ。誠に米軍オタクである。

映像批評としては、ホントにそうかと思える作品が多い。最近、話題になった熊本の地震災害時のオスプレイ災害派遣と女性会社員死体遺棄事件に関する2つのプロパガンダ動画を制作している。

被災地熊本へのオスプレイ派遣において、早速、辺野古への基地反対派のテントへ乗り込んで「自作自演」の動画を撮影。その時の小道具は基地反対派を代表する山城氏への「要請書」。「被災地でオスプレイが貢献している。オスプレイが活躍している間は反対の旗は降ろしてくれないか」、「被災地の人々を救っているオスプレイに反対するのは、足を引っ張っていることで、被災地の方々に失礼ではないか」とのことである。本土のメディアから「わざわざオスプレイ」という報道もあり、その情報対策もあるのであろうが、果たして被災地の方々は沖縄のオスプレイ配備反対が原因で困っているのであろうか。そんなことをしたら被災地が迷惑と言っているのであろうか。その演出には唐突感や違和感があることは否めない。なぜ故意に反対と分かりきっている辺野古のテントに、突撃取材ならぬ自ら要請書手交といった演出をしたのか。要請書を手渡す演出をすることに妥当性はあるのか。オスプレイに賛成であれば、米軍や防衛省などにオスプレイ活用を要請すればいいことではないのか。米軍宣伝の為に、辺野古の反対派を反面教師に仕立て利用しているとしか思われない。そこでどのようなことが起こるかは予想されていたはずだ。反対派からは手登根・ボギー氏は海兵隊の犬と断じられているのだ。反対派の主張や行動をいろんな視点で批判するのは自由だが、チャンネル桜沖縄支局番組の視聴率効果のための演出であることは否めない。チャンネル桜沖縄支局の番組としては、「アンチ反基地・反左翼」「偏向沖縄マスコミ2紙糾弾」「反教師・反公務員」を旗印にする政治報道一辺倒の番組では、ネタ作りに苦労しているのであろうか。しかし、なぜ辺野古なのか。

オスプレイが災害地に派遣されたタイミングを利用して、辺野古で新基地建設反対派への攻撃を画策する。今がグットタイミング、良い材料を得たり、と映像作りをしたのであろうか。また、辺野古の工事がストップしている今、その腹いせの意図もあろうか。ついでに暴力を振るわれたと反対派の凶暴性をあきれ顔で解説する事も忘れないようだ。自作自演、シナリオ通りの解説で完結する、いつもの表現力豊かな監督兼役者振りである。

また、被災に遭った人々を引き合いに出して、困っている人や悲しんでいる人を引き合いに出して、オスプレイが役立っていることを取材するのもどうか。藁をも掴む思いの人々を出汁に、オスプレイの宣伝をする。いかがなものか。わずかな救援物資を積んで行く演出ぶりもどうか。本音はネット上でのオスプレイの有意性の宣伝と基地反対派の不当性を訴えることであろう。そうであれば、オスプレイの安全性や重要性をもっと訴えるように宣伝すればいいことだ。また、辺野古へ基地を作ることが普天間基地返還につながると思っているのであれば、仲の良い米軍からたくさんの資料をもらい、基地内取材で得た情報や映像を駆使して、賛成派たる視点や意見、反論を堂々と言えばいい。それを訴えればいいことだ。

辺野古の反対派も面食らっているだろう。山城氏はじめ、辺野古新基地建設反対のため毎日阻止行動をしている人たちに、オスプレイと熊本災害を絡めて「辺野古基地反対を中止せよ」という要請書を出しに行くのはシナリオとしてはどうか。強いて言えば、オスプレイ配備に反対する普天間基地入り口にいる反対派の人たちに要請すれば的は当たっていただろう。なぜ、辺野古の新基地反対派の所へ行ったのか疑問が残る。普天間基地の反対派へ要請文を手渡すシーンの方が絵になっている。

以前、手登根氏は辺野古区の青年達を夜中先導して、辺野古反対派のフェンスに掲げられた横断幕までも、フェンスを汚していると言いがかりをつけ、取り除こうと先導した。冷静に考えれば汚れには見えないはずだ。横断幕は基地反対や核実験反対など世界どこでもある所作である。警察や軍隊などを所有し行使できる絶対権力、国家に対して、市民の反対行動としてデモや座り込みと同時にプラカードや横断幕は一般的に掲げられているものだ。警察は取り締まれと言うが、警察はそうはしない。それは単なる公共施設の壁への落書きや汚しではないからだ。市民運動を弾圧することがファシストにつながることを人間の歴史は学んだからだ。よって、賛成であれば賛成のプラカードを掲げ、横断幕を掲示すれば良い。もちろん、反対派が占拠しているところではなく少し離れたところでやるのが常識だ。先取りの原則だ。お互いにお互いを尊重する。その方が見るものとしてはわかりやすい。

今やっている事は妨害行為そのものである。相手への誹謗中傷のみである。フェンスを綺麗にするといって反対派の表現を妨害するのはいかがなものか。フェンスの中は元々沖縄の土地であったが奪われたのだ。奪われた土地を国と国の話し合いで、あるいは国連の関与で解決しなければ、基地を返還して欲しいと思っている人たちは自ら反対運動に取り組むしかない。否、反対運動を続ける事によって国や国連を動かすこともあり得るのだ。そこには住処があり、先祖の墓やウガンジュなどがあり、帰りたい土地なのである。その願いを墓の中まで持って行った諸先輩方も多い。これ以上基地を沖縄の子や孫に残したくないという思いをくめば、沖縄を2分したフェンスに反対の意思表示をするのも理解できるものだ。

それはベルリンの壁に祖国統一を願い、思い思いの絵や言葉で表現されているものと質は同じであろう。ベルリンの壁の落書きを誰が壁を汚していると洗い流すであろうか。その思いの表現がついに叶い、ベルリンの壁が倒れ、祖国の土地が統一されたように、沖縄の基地のフェンスが倒れ、沖縄の土地、先祖の土地が沖縄人のものになる日はいつ来るのか。反対派はそれを願っているのだ。

沖縄の中になぜ、斯くも多くの米国の基地があるのか。本島の約20%近くがどうして外国に占領されなければならないのか。誰が見ても負担加重ではないか。そんな島どこにあるのか。そんな国どこにあるのか。フェンスクリーンといって、長い間居座り続ける占領アメリカ軍の手伝いをしているのも結構だが、アメリカ軍は余所の国に来ているとの自覚が薄れないか。もうそろそろ、整理縮小のため、国外、県外移設もあっていいのではないだろうか。

手登根氏は女性会社員死体遺棄事件においては、早速「民間人で軍とは関係ない」と配信する。当の米軍の高官が認めているにもかかわらずだ。また、被害者の両親が心労のため、「今はそっとして欲しい」とマスコミなどの取材攻勢に対して発言したことを捉え、中部の基地前で「加害者糾弾、米軍基地は沖縄から出て行け」と他国の軍隊に対して行う住民の当然の行為について、被害者の両親がそっとして欲しいと言っているので基地反対と叫ぶのは被害者の両親の心を踏みにじる行為だ、今は静かに被害者の冥福を祈ることではないか。政治的に利用するなと、とんちんかんなことを言う。被害者の母親は最近「私の手で殺したい」とやり場のない怒りを吐露しているのである。その怒りを、沖縄県民として共有するのは自然ではないか。沖縄では米軍の基地負担に嫌気が指しているのが大方だ。学生の頃、私の出身高校で、女子高校生が帰宅途中に米軍人に襲われ、抵抗するもお腹を切られた。今回の事件と様相が似ている。被害に遭われた女生徒と同じ学校に通う高校生達は、雨の中手作りのプラカードを持ち、必死で抗議の行進をした。「私たちも同じ人間だと」。今は二十歳の沖縄女性が殺されても米軍に笑顔を送る人たちがいる。

米国の軍隊が日本国の沖縄に戦後長いこと駐留している。沖縄に来るアメリカ人はほとんど嘉手納基地のゲートを通って沖縄に入ってくる。地位協定という特権を付与されたアメリカ人、そのことは他国でのアメリカ人の安全を守るためであろうが、それは沖縄から見たら、宗主国の植民地政策だと思えてならない。

 

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米国アンカレッジから沖縄県嘉手納基地への民間機

=沖縄の中の日本人=

 本土の人は、沖縄は基地の見返りに振興費で潤っているとホントに思っている。原発で潤っている町を見るような認識や感覚で沖縄を見ている節がある。今でこそ反原発は声高だが、以前は周囲の自治体や他府県から羨望の眼差しで見られていた。まさに原発村は潤っていた。故橋本龍太郎総理の弟大二郎氏が高知県知事の時、「何で基地を反対するか分からない。基地のお陰で潤っているじゃないか。羨ましい。」と言った。多分、これは本土の大勢の認識だろう。地域利益誘導型経済の公共工事で、潤って来た地方の感覚からしたら、それは自然な認識になのだろう。中央省庁も日本の発展はそこにありと、その事に自負心を抱いきつつ、「結局、地方は金目」とやってきたのだろう。今でも、地方への財政移転は公共工事が多いのではないか。沖縄の基地容認派はその手の方が多い。

今に至っても、本土の沖縄の在日米軍基地問題への認識は普天間問題の1996年まで遡ることしかできない。それ以前は「エメラルドグリーンの海、星砂とシーサー」あるいは「反戦平和の島」というイメージしかない。

ところが、沖縄人の基地問題の認識はまさしく沖縄戦の、米軍の沖縄占領から始まる。沖縄の米軍は友好的で沖縄人とは仲が良く、恩恵も受けてきたと思っている沖縄人もいるが、やはり米国占領軍の植民地政策の一コマであることには変わりはない。これは世界の常識、世界史の真実であろう。アメリカはハワイやグアム、フィリピンを占領したように沖縄を占領したのだ。そして、沖縄は実にうまく硬軟を織り交ぜてアメリカナイズされてきた。そんな中でも、沖縄は言語を棄てなかったのは良かった。敗戦のドサクサの中、英語が常用語になっていたら、今頃はオキナワ州になっていたかもしれない。

終戦直後の沖縄人は日本人を強く意識していたため異民族支配を拒絶した。27年間の異民族支配に耐えて祖国に漸く復帰した。しかし祖国日本は米国の手下に成り下がっていた。その悲しみ、怒り、不信は今に生きる本土のほとんどの人達には分からない。それは「三島由紀夫」に通じる沖縄の思想であろう。ただ違うのは『昭和天皇』に捨てられたという思いである。

今の日本人は、米軍基地は異民族支配の象徴だと言うことが理解出来ない。戦前の日本人には分かることが今の日本人には分からない。「アメリカ」と掛ければ、「ディズニー」と解く、脳天気な日本人が居るだけだ。欧米との戦いを大東亜戦争と言った戦前の日本人を平気で裏切る今の日本人。その中に美しい日本人と標榜する人たちは、戦前の日本軍を賛美したかと思うと、戦後のアメリカ軍を賛美し、ついでに自衛隊も賛美する軍人オタクが多い。中国共産党の軍服オタクと戦争しそうである。

もうこれ以上米軍基地は要らない。占領軍は沖縄から出て行けと言ったら、「極左」とプロパガンダされる。踏んだり蹴ったりである。彼らは50年安保の世相から脳みそが変わらない。左翼と右翼の構図で世の中の事象を捉える。それでは、右翼の方々にお願いしたい。米軍を叩き出して欲しい。「極東国際軍事裁判」を否定するのであれば、沖縄県を始め、日本を米軍支配から解放させて欲しい。

沖縄県民、斯く戦へり』はまだ進行中で、元日本人は沖縄にいっぱいいるに違いない。日本人らしい日本人は沖縄にたくさんいる。沖縄人の方がよっぽど日本人らしい。中国脅威論を煽る日本人は、本当はアメリカが怖い。日本はアメリカの犬と言えば例えが悪い。番犬であれば、飼い主に噛みつく事もあるだろう。飼い慣らされた家猫みたいなものだ。沖縄はおろか、日本中のどの空も海も、外国軍隊の勝手気ままに出来る事を許している。日本の海も空はアメリカ合衆国そのもの、いや、それ以上。その中にいる日本人は飼い猫そのものなのだ。

沖縄からの話は単純だ。普天間基地沖縄県外に移して欲しい。ただそれだけだ。それを振興費欲しさに基地反対をしている。本当は基地のことはどうでもいい、振興費が欲しいだけだ。と本土の人は思っている。

沖縄にもそれだと思っている人は居るし、そう思って政府からお金をもらっている人もいる。基地を忍従する代わりに金を要求する自治体がいる。貰っている自治体もある。名目上、基地に関連した振興費で自治体が潤っているのは事実だ。

しかし、これ以上、そうであってはいけないと、自立経済の模索を続けているのが今の沖縄であり、これからの沖縄だ。地方の経済自立こそ日本の発展の要であり、日本を豊かにするには地方を豊かにする必要がある。それを沖縄は挑戦しようとしているのだ。振興費や特区などの施策はその為のものであって欲しい。国は軍事と地方経済のバランスを取らなくてはならない。果たして沖縄は米軍基地が多いことを俗にいう振興費は物語っている。

 

〈 基 地 と 振 興 策 〉

 

1. 名護市における基地関係等の収入状況

 

本年2月7日、任期満了で退任する岸本建男市長は集まった職員や市民に「人口を増やし、定住条件をつくりあげる。この二つが重要だ。人口の拡大がなければどんな計画も始まらない。この点を目標にすえて頑張ってほしい」と語った。

岸本市長が条件付きで米軍普天間飛行場の代替え施設の受け入れを表明したのは、1999年12月。その前後から地域振興策の名目で名護市にマルチメディヤ館や国立沖縄工業高等専門学校(国立高専)など、さまざまな施設が建てられた。「毒を飲んでまでも地域の発展を目指したのか」岸本市長はその翌月に死去した。

名護市には、北部振興策や国立高専の設立などを含め約400億円の巨費が投入された。人口は約2,500人、新規雇用も情報関連分野を中心に100人以上増えた。

一方で市の財政指標は悪化の一途をたどる。経常収支比率が95%という硬直した財政構造である。

国への依存度は一層深まり、自立への展望は見えにくくなった。

「箱物ばかりが増えた」政府に頼りきった地域振興はいずれ行き詰まる。

2. 基地関係等の状況

 

(1) 沖縄米軍基地所在市町村活性化特別事業(嶋田懇談会事業)[1997年~85億4,350万円]

  ① 人材育成センター

   ア 名桜大学多目的ホール、留学生センター、総合研究所

   イ ネオパーク国際種保存研究センター

   ウ 国際交流会館

  ② マルチメディヤ館

  ③  北部学生宿舎

  ④ 花の里づくり事業

  ⑤ スポーツ整備事業

 

(2) SACO関連事業[1998年77億4,344万円]

  ① 天仁屋地区会館

  ② 底仁屋地区会館

  ③ 汀間地区会館

  ④ 安部地区会館

  ⑤ 嘉陽地区会館

  ⑥ 三原地区会館

  ⑦ 中山地区会館

  ⑧ 山入端地区会館

  ⑨ 宇茂佐地区会館

  ⑩ 豊原地区会館

  ⑪ 辺野古地区会館

  ⑫ 東江地区会館

  ⑬ 伊差川地区会館

  ⑭ 数久田地区会館

  ⑮ 久志診療所

  ⑯ 消防署久志出張所

 

(3) 名護市における北部振興策事業[2000年159億7,930万円]

  ① IT産業等集積基盤整備事業(国際海洋センター)

  ② 名護市食肉処理施設整備事業(食肉センター)

  ③ みらい1号館

  ④ みらい2号館

  ⑤ 北部会館

  ⑥ 羽地地区センター(羽地支所)

  ⑦ 辺野古交流プラザ整備事業

  ⑧ 名護市産業支援センター施設整備事業(商工会館、JA金融機関施設)

「数久田地区会館」は総事業費4億6百万円。そのうち3億円はSACO交付金で賄れた。1996年のSACO合意に基づき名護市55区のうちSACO関連の地区会館が14区もできた。国庫補助の総額は16億1千万円に上る。

辺野古区ではコミニティ施設に加え、北部振興策事業を使って辺野古交流プラザも建設中である。

6月中旬の東江地区会館の落成式で、防衛施設局の職員が祝辞を述べる姿を見て、元名護市長の渡具知裕徳さんは、復帰前の米国民政府の政策を思い起こした。

「米国は高等弁務官資金により公民館建設を進め、支配下にある住民の不満をそらそうとした。今度は、日本政府がそれと同じ事をやっている。かつての"迷惑料"から基地受け入れと引き換えに破格の優遇措置を与える側面が強くなった」と指摘した。

 

(4) 名護市食肉センター

総事業費30億円をかけて2003年に操業を開始した。名護市が北部振興策の事業を使って公設・民営型施設として整備した。ブタ15万頭、ヤギ2千頭の処理能力を備える県内有数の施設。だが、農家の高齢化や排泄物処理の基準の厳しさから、県内のブタの出荷頭数は右肩下がりとなった。施設の初年度実績も目標を大きく割り込む7万9千頭に低迷し、実質的に4千万円前後の赤字となった。

末松文信助役は、「北部の産業振興に欠かせない施設」と理解を求めているが、施設稼働率は6割前後、国の"超高率補助"に誘われた「身の丈に合わない」施設との批判がくすぶっている。

 

(5) 辺野古

移設先の辺野古区(大城康昌区長)は沿岸案の受け入れの条件闘争として、区(約460世帯)に対して、1世帯当たり1億5千万円の生活補償や地域振興策を国に求める方針を決定した。また、基地が存在する間の永代補償として、1世帯200万円を毎年の補償を求める項目に新たに付け加えた。

 

(6) 二見10区

名護市二見以北の区長らで構成する、二見以北地域振興会(会長 田畑一茂瀬嵩区長)は、移設に伴う補償金60億円を要求。基地と振興策との「リンク」に踏み込んだ。

1997年4月、海上ヘリ基地の事前調査説明に訪れた名護市長に、10区は移設反対を突きつけた。名護市はこの事から反基地感情の強かった10区に「新基地建設とは無関係」と説明し、地方交付税の基地関連経費の傾斜配分として、毎年6千万円を交付。さらに、1998年以降日米行動特別委員会(SACO)に関連する「 関係施設周辺整備助成補助事業」として9割の建設補助が受けられる公民館建設を6区が実施し、2006年度までに約4億5千万円が投入される。本年度からは北部振興策の非公共事業として、4年間で約5億2千万円をかけて「道の駅」をイメージした交流施設が計画されている。

田畑区長は「人口が減り続ける中、雇用創出につながり、観光客が足を止める拠点にもなる」と大きな期待を込める。

次々と投入される多額の補助金に、基地反対への10区の思いは、次第におさえつけられていった。

(名護市職員労働組合の論文よりの抜粋)