=知事選候補者 佐喜真氏のこと=

 

 最近のことだが、自民党衆議院議員 杉田水脈氏の「「LGBT」支援の度が過ぎる」は各方面で物議を醸している。また、「日本の秘められた恥」としてイギリスBBCが放送した伊藤詩織氏のドキュメンタリーの中で「女として落ち度があった」発言も国際的には疑問符が付けられたようだ。また、事ある毎に、朝日新聞をなぜか必要に攻撃する。個人的に恨みでもあるのだろうか。右翼の真骨頂「歴史戦に勝利する」の表れなのだろうか。朝日は左翼新聞らしい。 ところで、杉田氏の今までの発言に、日本会議の思想が根底にあるように思うのは自分だけだろうか。

 日本会議の思想とは何か。簡潔に言えば戦前回帰である。別な言葉で言えば、「美しい日本に戻る。日本の誇りを取り戻す」であろうか。若い人にもっと分かりやすく言えば、男性は外で働き、女性はお家を守ること、それが家庭円満の秘訣。国民の安寧はそこにある。また、日本を貶める慰安婦問題や南京大虐殺捏造問題の歴史戦に、勝利してこそ日本の未来があると言うことなのであろうか。さらに、日本会議の真意は天皇を中心にした国家神道体制を嘱望している所にあると言えば、何のこと?と思われる方もいるのではないだろうか。

 戦後日本では、男女平等が制度的にも社会的にも高らかに唱われ、最近になってマイノリティーの権利が確立しつつある国民主権のこの世の中で、戦前の家父長制のような思想を現代、次世代に当てはめようとしている運動が日本会議のそれであろう。一つの例で言えば、男女共同参画ジェンダーフリー、選択的夫婦別姓制度への反対運動がある。もう一つ押して言えば、靖国参拝推奨、国家護持、英霊の御霊を模範とする、突き詰めれば、天皇を中心とした国家神道体制復古運動なのである。全国的に有名な、あの森友学園の教育思想がそれです。と言えば分かりやすいだろう。ここ沖縄でも、首里の保育園児が教育勅語を奉唱しました。口語で「非常事態の発生の場合は、真心を捧げて、国の平和と安全に奉仕しなければなりません」と園児達が日の丸を胸に唱和しました。佐喜真氏はその場にいて、園児の演技を絶賛されました。すでに、改正教育基本法には家庭教育の項目が設けられています。これに関していろんな想像が出来ます。わざわざ、親の教育の義務を規定しています。

 今回の知事選。もし、沖縄県知事日本会議に喰われたら危ない、と言う危機感が私にはあります。佐喜真氏の頭の中身はほとんど日本会議。否、他の沖縄自民党国会議員や自民系市長と同じく頭は空っぽかもしれない。これといった深い主張はなく、自分の出世や渡世術しか考えていないのではないかと判断できる挙動がありました。今自分に有利な立ち位置はと模索し続ける人達です。ポピュリズムの典型です。佐喜真氏のディズニーランドは受け狙い。最近の「辺野古移設の埋め立て承認撤回もあり得る」も受け狙い。だから、中身がないからこそ、日本会議の思想・行動を指針としていると疑いざるを得ない。日本会議の思想をこれこそ保守の神髄と思っているかもしれません。私からしたら、保守とは、まさしく翁長知事の思想・行動を言うと思うのだが。

 佐喜真氏には、国体護持という一種のカルト宗教的な時代錯誤の思想から抜け出してもらいたい。日本会議は、元をたどれば宗教団体です。調べれば分かります。中身は戦前の靖国を中心とした国家神道です。だから伝統的な日本の家族というものにこだわるのです。この思想に気づかぬ人がいる中、その思想を帯びた人たちが巧妙に戦前回帰を狙っている。と言えば大げさだろうか。

 翁長知事が那覇市長の頃、オスプレイ配備の撤回の件で、他市町村長共々上京した際、様々な右翼団体が「非国民」「沖縄は日本から出て行け」など、翁長市長一行に罵声を浴びせました。その人達はネット上で、沖縄を今でも貶めています。

 外国の基地、軍隊が70年以上も占領軍並みに居座り続けているのをこれからも我慢しろというのだろうか。どちらが日本国民らしいか。自虐根性丸出しの右翼団体、戦前の日本国民が泣くよ。

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